【建設キャリアアップシステム】とび技能者のレベル判定手続きについて

建設業許可パートナー

こんにちは!建設業許可パートナーの吉田です。

今日は、相談が増えている建設キャリアアップシステム(CCUS)登録後の「能力評価(レベル判定)」について、

とび技能者を例に、解説いたします。

 

1.能力評価(レベル判定)とは?

 

能力評価とは、建設キャリアアップシステムに登録・蓄積される情報を活用して、技能者の技能について客観的な評価を行うためのものです。

令和5年6月現在、申請先は業種によって異なってまいります。

 

申請先一覧はこちらから

 

建設キャリアアップシステムの技能者登録完了後、キャリアアップカードがお手元に届きます。

当初カードの色は白色なのですが、この能力評価申請をする際に経験や資格情報等を示すことで、

要件に該当した場合、カードの色をグレードアップすることが出来ます。

 

レベル1:カードの色は白

初級技能者(見習いの技能者) とび工事についての基礎知識を有するととともに、工具・用具等の安全な使用方法を身に付け、上司の指示・指導を受けながら作業の補佐ができる。

レベル2:カードの色は青

中堅技能者(一人前の技能者) とび工事業の現場での経験が3年以上あり、工程や工事の流れに沿って作業を正確に進めることができる。

レベル3:カードの色はシルバー

職長として現場に従事できる技能者 技能者を統率し、とび工事業に関する一連の作業ができる。また、現場の状況を把握し、必要な資材の発注、技能者への指示ができ、各職方と段取りの調整ができる職長等であって、とび工事の精度が平均的な技能者より優れた現場管理を行うことができる。

レベル4:カードの色はゴールド

高度なマネジメント能力を有する技能者(登録基幹技能者等) 登録基幹技能者として全体工程の把握・管理を行い、工法や手順等について元請事業者と協議し、他職種との調整を行うことができる。

 

2.能力評価申請の手順

 

 

能力評価申請書は、以下の①~⑦の書類等をメールにて提出をします。※(一社)日本鳶工業連合会の場合

 

①能力評価申請書

技能者登録情報を確認しながら、申請書を作成します。職長や班長経験については、職長・安全衛生者責任者講習受講後にカウントすることが出来ます。

 

②経歴証明書

経験年数について確認し、本人から認印を押印後、所属機関印の押印をもらう必要があります。

 

③技能者情報データ

必要な技能者情報がしっかり記載されていることを確認します。

職種が、大分類:とび工、小分類:とび工になっているか、再度ご確認をお願いいたします。

 

④保有資格データ

技能者情報のうち、保有資格の欄にしっかり保有資格が登録されていることを確認し、

レベル判定に必要な保有資格等のデータと技能者登録の保有資格欄のデータを準備します。

 

⑤キャリアアップカード(裏表)データ

 

⑥能力評価手数料の納付が分かるもの

手数料(1技能者あたり4,000円)は、事前に振込が必要です。

振込控えを準備します。

 

⑦個人情報利用に関する同意書

本人に個人情報利用について説明し、同意書に押印をもらいます。

 

1人分の申請準備だけで、結構な時間がかかりそうですよね…。

細かい手続きとなりますので、お困りの方は、建設業許可パートナー石川にご相談ください!

 

建設業許可パートナー石川に出来ること

                           

建設業許可パートナー石川では、開業以来多くの建設業許可・経営事項審査・入札参加資格申請に関わってまいりました。最近では、建設キャリアアップシステムの登録サポート依頼も増えてまいりました。建設業許可や経営事項審査、入札参加資格申請、建設キャリアアップシステム等の手続きで不明点のある方は、お問い合わせフォームよりまたはお電話でご連絡ください。

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