経審で点数アップに繋がる!「法定外労働災害補償制度」とは?
こんにちは。建設業許可パートナーの吉田です。
今日は、公共入札に入る為の審査である経審(経営事項審査)の際に、加入しているとポイントアップに繋がる「法定外労働災害補償制度」についてお伝えいたします。法定外労働災害補償制度は、経審を受けない場合でも加入しておくとメリットがたくさんあるので、是非建設業者の皆様はご一読ください。
1 法定外労働災害補償制度とは
正式には法定外労働災害補償制度といい、建設現場での労働災害の発生に際し、国の労働災害補償制度(国の労災保険)に上乗せ給付を行うもので、(財)建設業福祉共済団、(社)全国建設業労災互助会、全国中小企業共済協同組合連合会の互助事業のほか、下請担保特約付き労働災害総合保険など民間の保険事業などがあります。国の補償は最低限で不安なので、上乗せで加入するものです。経審の際には、審査基準日において、これらの給付に関する契約を締結いていることにより社会性等の評価Wで加点評価されます。
経審の審査では審査基準日において、加点されるためには、加入している法定外労働災害補償制度が、以下の5点全てを満たしていることが必要です。
1.業務災害および通勤災害が対象とするものであること
2.当該給付が申請者の直接使用関係にある職員だけでなく、申請者が請負った建設工事を施工する下請負人の直接使用関係にある職員も対象とするものであること
3.死亡および障害等級第1級から第7級までにかかるすべての身体障碍を対象とするものであること(補償金額については問われません。)
4.すべての工事が対象とするものであること(JV工事・海外工事を除く)
5.審査基準日(対象決算日)時点で保険契約等を締結していること
加入の際には、必ず約款を確認し、経審対応のものであることを確認しましょう。
経審の際には、通常は審査基準日時点の加入証明書を民間保険会社より発行してもらい、提示します。
例えば、複数の保険会社と契約しており、それぞれの補償内容を組み合わせることで上記要件を満たす場合は、審査基準日時点で全ての要件を満たしていれば加点評価されます。
建設業許可パートナー石川に出来ること
建設業許可パートナー石川では、開業以来多くの建設業許可・経営事項審査・入札参加資格申請に関わってまいりました。最近では、建設キャリアアップシステムの登録サポート依頼も増えてまいりました。建設業許可や経営事項審査、入札参加資格申請、建設キャリアアップシステム等の手続きで不明点のある方は、お問い合わせフォームよりまたはお電話でご連絡ください。
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